国際機構が新ルール決定
<ラグビー>13項目を採用
新ルール、日本には厳しいようですが越えていけるように頑張ってほしいです。
国際ラグビー機構(IRB)は開いた理事会で、「試験的実施」として今季導入される新ルールを決定した。今年8月1日から1年間の期限で採用する。これを受け、日本ラグビー協会も今季から原則として、国内のあらゆるレベルの試合で新ルールを採用することになった。
新ルールは、提案されていた改正案23項目のうち13項目を採用した。新ルールでは、スクラムでのオフサイドラインがスクラム最後尾から両チームとも5メートル下げられる。また、防御側がモールを引き倒して守る行為が認められるほか、ラインアウトに並ぶ人数に上限がなくなった(最少は2人)。自陣22メートル以内に自分たちでボールを持ち込み、タッチに直接けり出した場合、ラインアウトはけった地点に戻されて行われる。密集戦に時間をかけたり、タッチキックで試合を中断させたりすることを避けるルール変更となった。
提案されていた改正案のうち、「ラック内でもボールを手で扱える」などは、今後の検討課題として採用が見送られた。
◇新ルール「日本には厳しい」
新ルールを日本の指導者やレフェリーはどう受け止めているか。薫田真広U20日本代表監督は、捕球する選手を持ち上げる「リフティング」などが認められたラインアウトと、「引き倒して防御してもよい」と改められたモールを例に挙げ、「大きくて強いチームに有利な改正」と見る。「小さくても結束することで有効だったドライビングモールも威力がなくなる。ラインアウトも大きな選手がさらに有利になる。日本には厳しい」
高校日本一2回の経験を持つ東海大仰星高(大阪)の土井崇司監督は「スクラムは攻撃側に有利になり、バックスの大型化が加速するだろう。しかし、小さくてもボールキープ力のある選手が必要になる。見る側にも面白いラグビーになるのではないか」と分析する。神戸製鋼の平尾誠二総監督も「体力とスピードが要求され選手は大変だが、ラグビーがダイナミックになるのは間違いない」と見る。
レフェリー側には、大幅な改正に戸惑いもある。日本協会競技力向上委員会のレフェリー担当者は「『モールを引き倒す防御』が具体的にどんなプレーなのかなど、不明な点はいくつかある。IRBから講習を受けたい」と話した。
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